回を重ねるごとに難易度は上昇傾向に

ITパスポート試験が、社会人の誰にも必要な、ITの基礎知識をサポートしている試験、だから比較的易しい試験というのが通説です。いうことはわかった。
それでは実際の受験者数や合格率はどれくらいなのでしょうか?以下、試験の主催団体が公開する、これまでの試験データをもとに、ITパスポート試験の合格率等について解説してみたいと思います。まずは、過去の結果をご覧ください。

●ITパスポート試験の結果

  2009年度春季試験 2009年度秋季試験 2010年度春季試験
応募者数 46,845人 71,856人 63,680人
受験者数 39,131人 61,313人 52,299人
合格者 28,540人 31,080人 22,098人
合格率 72.9% 50.7% 42.3%

●各回試験の受験者は4万~6万人。人気の高さは当分続きそうです!

初回の2009年春期こそ、試験が初級シスアドと同時開催されたため受験者が少なかったですが、同年秋期以降は受験者数が急増しています。各回試験の受験者は4万~6万人。この受験者数は情報処理技術者試験のなかでは、3番目に高い数値を示しています。大学等では取得に向けたカリキュラムが組まれたりして取得が奨励されています。ITの入門国家資格ということで、この受験者数の多さは当分続きそうです。

●合格率40%以上。回を重ねるごとに難易度も徐々に高くなっています。

合格率を見てみましょう。2009年度春季試験の合格率が72.9%、秋季試験は50.7%、そして2010年度春季試験の合格率は42.3%でした。初回の試験は72.9%と非常に高い合格率でしたが、これは「初回の試験は簡単になる」というボーナス的な要素が含まれているからです。今後また合格率が高くなるとは期待しない方がよいでしょう。むしろ2回目以降の、50%台・40%台が、この試験の本来の合格率・難易度と考えてください。

合格率40%以上。ITパスポート試験は10人受験して4人は合格する試験です。しかし別の見方をすれば、受験者の半数以上の方は合格できていません。小学生にも合格者がいるからといって、何の対策もなければ試験に合格するのは困難です。回を重ねるごとに難易度も徐々に高くなっています。1回の試験で確実に合格を手にするためには、やはりきちんとした試験対策が必要だといえるでしょう。